2024年11月6日は、ドナルド・トランプ×カマラ・ハリスの米大統領選がありました。結果は、共和党候補のドナルド・トランプ氏が4年ぶりの米大統領に返り咲きました。
さあ、これから日本の経済はどうなるのか。今回は、大統領選が与える日本経済への影響について解説していきます。
アメリカ大統領選挙の日本経済への影響
アメリカ大統領選挙の結果は、日本経済に大きな影響を与えます。
まず、アメリカの対外政策や経済政策が変わると、日本企業の輸出や投資環境が左右されるからです。保護主義的な政策が採られれば、輸出が難しくなり、日本企業の利益が減少する可能性があります。また、金融政策の変動によりドルと円の為替相場が動きやすく、円安・円高の影響で日本企業の収益が変動します。
アメリカ経済が成長すれば日本の輸出需要も増加しますが、逆に景気が悪化すれば、日本経済も打撃を受けるでしょう。
トランプ氏が大統領になった場合の日本への影響
1. 関税の引き上げ
トランプ氏は過去に保護主義的な関税政策を支持してきました。日本の自動車などの輸出に関税が課されると、輸出企業にとってコストが増大し利益が減少します。
2. 日米貿易交渉の圧力
トランプ氏は日本に対して貿易赤字の是正を要求する可能性が高く、農産物の輸入拡大や防衛費の負担増など、日本に不利な条件を求める可能性があります。
3. 円高リスクの増大
トランプ氏の政策が国際的な不安を引き起こす場合、安全資産とされる円が買われ、円高が進む可能性があります。これは日本の輸出企業にとって収益を圧迫する要因となります。
4. 対中国政策の強化
トランプ氏は対中強硬策を強めると予想され、日本はアメリカと中国の間で外交的に難しい立場に立たされる可能性があり、貿易摩擦の影響が懸念されます。
5. 金融市場の不安定化
トランプ氏の政策はしばしば市場に混乱をもたらし、投資家の不安が高まることが予想されます。日本の株式市場にも影響を及ぼし、投資家の動向が不安定になるでしょう。
円安・円高の仕組み
円安とは円の価値が低下することを意味し、例えば1ドル=100円が110円になることです。これにより日本からの輸出品の価格競争力が上がり、輸出企業にとって有利です。
一方、円高とは円の価値が上昇することで、1ドル=100円が90円になる場合です。これは輸入コストが下がるため消費者にメリットがある一方、輸出企業にとっては不利になります。
円高と円安の仕組みをりんごを使って説明しますね。
まず、円高と円安を簡単に言うと、円の価値が外国のお金(ドルなど)に比べて高くなるか低くなるかということです。
例:りんごを買う場合
例えば、日本で作られた「りんご」をアメリカの人が買いたいとします。日本のりんご1個は100円です。でも、アメリカの人は「ドル」というお金を使っていて、日本の「円」を持っていません。そこで、ドルを円に変えて買う必要があります。
円高の場合
もし円高なら、日本の円の価値が高くなっている状態です。例えば、1ドル=100円だったのが、1ドル=80円になったとしましょう。これだと、アメリカの人は100円のりんごを買うために、1.25ドル(100 ÷ 80 = 1.25)必要です。つまり、りんごが高く感じるので、あまりたくさん買おうと思わなくなります。
円安の場合
反対に、円安になると、日本の円の価値が低くなっている状態です。例えば、1ドル=120円になったとしましょう。この場合、アメリカの人は100円のりんごを買うために、0.83ドル(100 ÷ 120 = 0.83)だけでいいのです。つまり、りんごが安く感じるので、たくさん買いたくなるかもしれません。
まとめ
- 円高だと、日本の商品(りんごなど)が外国の人から見ると高く感じるので、外国の人が買いにくくなります。
- 円安だと、日本の商品が外国の人から見ると安く感じるので、買いやすくなります。
こんなふうに、円高と円安の仕組みは、日本の物の値段が外国の人にどう見えるかにも影響します。
今投資を始めるのは?
これから投資を始めようと考えている人もいるのではないでしょうか。混沌とした世界経済の中で何に投資をしたらいいのか、どのように投資を始めればいいのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そのためにもまずは、投資についてのリテラシーを高めることが必要なのかもしれません。
そもそも投資とは
投資とは、利益を得ることを目的に、資金や資産を株式、不動産、債券などに投入する行為です。将来のリターンを期待して資金を「運用」することが投資の基本であり、利益が増える可能性もあれば、逆に損失が発生するリスクも伴います。
それを踏まえた上で、今回は、仮想通貨投資・アメリカ株投資・日本株投資それぞれのメリットとデメリットについてご紹介いたします。
仮想通貨投資について
ドナルド・トランプ氏が大統領に確実になるとなんとビットコインの価格が1100万円を突破しました。
これは、トランプ氏は7月末に「米国を仮想通貨の首都、ビットコインの超大国にする」と発言し、業界への支持を明確にしていたことが背景にあります。これに伴い日本国内の仮想通貨交換業者は追い風に乗って、一時低迷している取引を再び活発にしていきたい考えているので今仮想通貨を始めるのも一つありかもしれません。
仮想通貨(暗号通貨)は、インターネット上で取引ができるデジタル通貨で、代表的なものにビットコインやイーサリアムがあります。ブロックチェーン技術を基盤としており、中央機関の介入なく、安全かつ透明性の高い取引が行えることが特徴です。
トランプ政権下での仮想通貨投資のメリットとデメリット
メリット
- インフレ対策: 政府の金融政策がインフレを招く場合、価値の保存手段として仮想通貨への需要が増える可能性があります。
- 規制緩和の期待: トランプ政権は一般的に規制を緩和する姿勢が強いと言われており、仮想通貨市場がより活発になる可能性があります。
- 市場のグローバル性: 仮想通貨は国境を超えて取引できるため、米国の政策の影響を直接受けにくい点もメリットです。
デメリット
- ボラティリティ(価格変動): 政治的な動向や市場の影響で、仮想通貨の価格は大きく変動するため、リスクが高いとされています。
- 規制の不確実性: トランプ政権が仮想通貨に対して予想外の規制を行う可能性もあり、それが投資リスクとなり得ます。
- サイバーリスク: 仮想通貨取引はデジタル上で行われるため、サイバー攻撃によるリスクも考慮する必要があります。
トランプ政権の政策は、仮想通貨の価格と市場の流れにさまざまな影響を与える可能性があるため、注意深い分析が重要です。
アメリカ株投資について
ドナルド・トランプが再びアメリカ大統領に就任した場合、彼の政策が市場や経済にどのような影響を与えるかは大きな関心を集めます。トランプ政権下のアメリカ株投資には、以下のメリットとデメリットが考えられます。
メリット
- 減税政策とビジネス環境の支援:
トランプ氏は過去にも減税政策を推進し、企業の利益増加や株価上昇を助ける傾向にありました。再び大規模な法人税減税が行われれば、米国企業の利益が増し、株価が好影響を受ける可能性があります。 - インフラ投資の拡大:
トランプ氏はインフラ投資を重視しており、もし新たな大規模投資プログラムが打ち出されれば、建設やエネルギー関連企業に恩恵があるでしょう。インフラ関連銘柄の需要が増加し、それに関連した株価上昇が期待されます。 - 規制緩和の期待:
トランプ氏は過去にも規制緩和を進めてきたため、特にエネルギーや金融、医療セクターにおいて規制が緩和される可能性があります。規制緩和は企業活動を促進し、業績に良い影響を与えるため、該当セクターの株価上昇が期待できます。
デメリット
- 対中貿易戦争のリスク:
トランプ氏の対中強硬姿勢はよく知られています。再び米中関係が緊張すれば、両国の貿易に依存する企業には悪影響が及ぶかもしれません。サプライチェーンが影響を受け、製造コストが上昇するリスクもあります。 - 不確実性の増加:
トランプ氏の政策はしばしば予測困難で、特に外交や経済政策の急変により市場のボラティリティ(変動性)が高まる可能性があります。特に市場が不安定になると、株価の急激な下落や急上昇といったリスクがあるため、投資家にとっては不安材料となり得ます。 - ドル高・円安のリスク:
トランプ政権の下でドルが強くなる可能性があり、これは円安を引き起こす可能性があります。日本人投資家にとっては為替リスクが増し、ドル建て資産の価値が為替変動で上下しやすくなるため、慎重な対策が必要です。
投資の指針
トランプ政権下でアメリカ株投資を考える際には、政権の政策がどのセクターにポジティブな影響を与えるかを見極めることが重要です。
インフラ関連、エネルギー、金融など、恩恵が期待されるセクターを重点的に調査する一方、リスクの分散のために安全性の高い銘柄や他国の株式への分散も検討するのが賢明です。
また、為替ヘッジなどを活用し、円安リスクにも対応することが求められます。
トランプ政権の経済政策がアメリカ株に大きな影響を与えることを考慮し、情報収集とリスク管理を徹底することで、利益を得られる可能性が高まります。
アメリカ株を購入できる証券会社
1. SBI証券:低手数料で取引可能、取引ツールも充実。
2. 楽天証券:豊富な情報提供とキャンペーンで初心者に人気。
3. マネックス証券:アメリカ株専用の情報やサービスが充実しており、手厚いサポートも魅力。
日本株投資について
ドナルド・トランプが再び大統領に就任した場合、日本株への投資には以下のようなメリットとデメリットが考えられます。
メリット
- 円安の進行: トランプ大統領は、米国経済の成長を促す政策や減税などを推進する傾向があります。これにより、米ドルが強くなり円安が進む可能性があります。円安になると、日本企業の輸出収益が増え、特に輸出依存の高い企業にとってはプラス材料となります。
- 経済刺激策による米国経済の活性化: トランプはインフラ投資や法人税の減税など、米国経済を活性化させる政策を打ち出す傾向があります。米国経済の成長が日本企業への需要を増やし、特に製造業や輸出産業に恩恵があるでしょう。
- 国防関連の需要増加: トランプ政権の軍事強化政策が継続すれば、防衛関連株が注目を集める可能性があります。日本の防衛産業企業やそのサプライチェーンに関わる企業にも利益が出る可能性があります。
デメリット
- 貿易摩擦のリスク: トランプ大統領は保護主義的な貿易政策を支持する傾向があります。特に日本に対しても自動車などの輸出について関税や規制を強化する可能性があり、これが日本企業の輸出利益を圧迫する恐れがあります。
- 金利上昇と株式市場の不安定化: トランプ政権の政策が米国のインフレや金利の上昇を引き起こす場合、株式市場に不安定さが生じる可能性があります。特に米国の金利が上がると、日本株にもネガティブな影響が出ることが考えられます。
- 地政学リスク: トランプは中国に対する対抗姿勢を強める可能性があり、米中間の緊張が高まると、日本企業にも間接的な影響が出るかもしれません。特にサプライチェーンのリスクが増加し、日本企業のコストが増える可能性があります。
総合評価
トランプ大統領の政策は、日本株にとって短期的にはプラスに働く場合もありますが、特定のリスクも考慮する必要があります。
特に、貿易摩擦の可能性や米国金利の影響を注視し、バランスの取れたポートフォリオを検討することが大切です。
日本株を購入できる証券会社
日本株を購入できるおすすめの証券会社を以下に3つご紹介します。これらは手数料や取引ツール、サポートの充実度などで選ばれた評判の高い証券会社です。
1. SBI証券
- 特徴: 国内最大級のオンライン証券で、取引手数料が業界最安水準です。また、投資信託や外国株も豊富に揃っており、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。
- メリット: 手数料が安く、IPO(新規公開株)の取り扱いが多いです。スマホアプリも使いやすく、スムーズに取引ができます。
- デメリット: サポートがオンライン中心なので、対面サポートが必要な方にはやや不向きです。
2.楽天証券
- 特徴: 楽天経済圏との連携が特徴で、楽天ポイントを使った投資が可能です。取引手数料もリーズナブルで、初心者に人気があります。
- メリット: 楽天ポイントを利用して株式購入が可能で、積立投資なども充実しています。スマホアプリ「iSPEED」も便利で直感的な操作が可能です。
- デメリット: サービスの拡充が進んでいるものの、SBI証券と比べると一部の商品ラインアップが限られる場合があります。
3.松井証券
- 特徴: 創業が古く信頼性が高い一方で、オンライン取引の分野にも積極的です。1日の取引で約定した合計金額によって手数料が決まる「1日定額手数料コース」があり、デイトレーダーにも人気があります。
- メリット: 少額からの取引がしやすく、シンプルな料金体系が魅力です。また、サポートが充実しており、初心者も安心して利用できる環境が整っています。
- デメリット: 手数料が少し高めな場合もあるので、コストを重視する方には他の証券会社の方が適していることがあります。
各証券会社によりメリットやデメリットが異なるので、投資スタイルに合った証券会社を選ぶのが良いでしょう。
まとめ
今回の米大統領選は、日本経済にも大きな影響があることは間違いないでしょう。その中でトランプ氏がそのような政策を考えているのかを知った上で経済を予測することが投資家として必要な要素かもしれません。投資は、メリットもデメリットも存在します。そのためしっかりとした情報や知識を身につけた上で運用をすることが重要になります。価格変動が大きいため、投資額を分散させリスクを最小化するリスク管理を大切にし、短期の価格変動に一喜一憂せず、長期的な成長を見据えることが成功の鍵です。
アメリカ市場の動向や政策変化に注視し、適切なタイミングで投資判断を行うようにしましょう。



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